葬儀屋の未亡人

葬儀屋の未亡人

posted with amazlet on 07.11.18

フィリップ マーゴリン Phillip Margolin 加賀山 卓朗
早川書房 (2000/01)
売り上げランキング: 1222635

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題名だけ見るとちょっと色っぽい感じですが、普通にサスペンスです。かなり仕掛けだとか展開はオーソドックスで裏があるなぁというのは簡単に読めます。ただ、裁判所判事の葛藤は面白く描かれていました。
そして、法の正義から突然、アメリカ人的な正義感（真実のためには、法も曲げてしまうような）置き換わったり、してしまうところも面白い。
どんでん返しは続きますが、基本的に安心して読める作品なのではないでしょうか。

ドラゴンランス(2) 城砦の赤竜

ドラゴンランス(2) 城砦の赤竜

posted with amazlet on 07.11.17

マーガレット ワイス トレイシー ヒックマン 安田 均
エンターブレイン (2002/04/26)
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　図書館で間違えて借りてしまったために、この巻を借りるまでに時間がかかってしまいました。
読み終わったのもだいぶ前でしたが、ここしばらく忙しかったりしていたので紹介が遅れました。
ドラゴンランスの第2巻、本来は、1と2であわせて1巻見たいですが、日本語版では解説の関係あり2巻に分離していました。話は佳境に入り、敵の本拠地に乗り込んでいきます。
　ドラゴンとドラゴンを操る悪いやつ、主人公たちの葛藤が見所です。新たななぞもここで提示されてきます。果たして3巻ではどうなるのでしょうか。

越女剣

越女剣―傑作武侠中篇集 (傑作武侠中篇集)

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金 庸 林 久之 伊藤 未央 岡崎 由美
徳間書店 (2001/06)
売り上げランキング: 239240

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金庸の名前は聞いたことがあったのですが実際に今まで読んだことはありませんでした。
武侠小説の神様みたいな人らしいですが、まぁホント読んで見てビックリ。
たとえるなら、香港のカンフー映画ですね。
ごった煮。
中篇集ではありますが、とにかく変化が激しい。読めるけどどんでん返しばかり。
それと訳のわからない武功の名前。

FOAやっている人には近い地名が登場するので面白いかもしれませんよ。

学・経・年・不問

学・経・年・不問

posted with amazlet on 07.11.08

城山 三郎
文藝春秋 (1976/01)
売り上げランキング: 435404

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　さすがにアマゾンでも画像がなかったな・・・
　時代は、昭和40年代後半が舞台の、ベットの飛び込み営業部隊のお話。
　週刊誌に連載されていた関係上、キャラクターは両極端な2人のキャラを配置。
　とにかくあせって突っ込みまくる、伊地岡とのんびりマイペースな野呂どちらを推奨するわけではなく、どちらも有望なセールスマンの像として典型的に描かれている。
飛び込み営業のスタイルとしては、今もそんなに変わっていないのかもしれません。
でも、まぁ今の時代ベットは飛び込んでも売れないような気もしますが、これも時代の流れですな。

ディアスポラ

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

posted with amazlet on 07.11.04

グレッグ・イーガン 山岸 真
早川書房 (2005/09/22)
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ずっとハードなSFを読みたいと思っていてついつい読み始めましたが・・・
私にはハードすぎる内容。
とにかく、酢学的な素養が求められます。
前半はとにかく難解。中盤になって、ようやく、意味するところは見えてきますが、まぁ描写することにすべてをかけていますのでストーリーそのものは枝葉末節の部分と割り切るほかはないのかも知れません。
でも、人間自身が、ソフトウェアに置き換え、肉体を捨て生きていくことを選択した人類（？）がメインの主人公です。そのほかにも肉体に固執する種族、ロボットになることを選択した種族が入るようですが、まぁその辺は深く触れられていません。ソフトウェアになってしまった存在なので時間の観念、死の意味はなく、時間を自由に加速することも（動作を遅くするだけだが）、コピーをとることも、別々に進化させることも何でも可能な世界です。そんな彼らが、宇宙に、他の生命体を求めていろんな方面にコピーを飛ばして旅に出る物語です。