水の上を飛んでみる。"Try to fly on water." 本

　イギリスに住む、クリケット好きのパキスタン系の探偵トミーアクタルが、黒人娼婦メロディーの同僚娼婦の行方探しの依頼を受けちゃってから、政治家殺し、MI5、CIAまで絡み合ってドタンバタンな作品に仕上がってます。
喋りが、もう、一人称なので、下町って感じのしゃべり満載。
　そういう意味では内容をつかむのが難しかったりします。いろいろ飛んじゃうから。

　私は、イギリスに住んでいない上に日本人なので、東洋人でありながら、インド人と、パキスタン人の区別がつかない。区分けが傍からはもよくわからない（でもこれは日本人と韓国人に置き換えればすぐ理解はできるかな、日本人からすれば・・・と）
　も一つ判らないのはクリケット、これは、大英帝国圏内にすんでないと全くルールすらわからない。
でも野球よりは人気があるんだよねぇ（オリンピックの扱い見ると）
　でもこれがこの作品の核になってるんだ。
　そして原題のシティーオブタイニーライツ　この映像そのまま。

　移民ってこれから先日本でも現実問題になるんだろうなぁ。

　

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2007/07/11 (Wed)

本

海の上のピアニスト/アレッサンドロバリッコ

海の上のピアニスト

posted with amazlet on 07.07.11

アレッサンドロバリッコ Alessandro Baricco 草皆伸子
白水社 (1999/11)
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もともとは、舞台用に作られた作品みたいですね。
個人的には、ほとんど、脚本て読んだこと無いんですよね。
ト書きの部分が嫌いなんです・・・・
なぜかは判りませんが。ただ単に・・・なのでシェークスピアも読んだこと無いんですよ。

で、これは、最初そんなこと知らずに読んでアチャーって思ったんですが、読み始めたが
最後、引き込まれました。

船で生まれ、船で人生を終えようという男、船の上で奏でるピアノはこの世のものとは
いえぬほど最高の作品を奏でる弾き手。

なぜ船から降りることが無かったのか、

ある意味人生の敗残者でもありながら、スーっと気持ちよく駆け抜けて作品を楽しめます。

久々に、良作。

映画もいいみたいですが、まだ未見です・・・

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