わくらば日記 朱川 湊人

 

 戦後復興後の、まだ泥臭い、映画で言うならば３丁目の夕日のような、郷愁を感じさせる時代を振り返りながら語り部のモノローグでスタートします。
やがてくるであろう悲劇を伝えながらも、そこにいたるまでの個別のエピソードを、不思議なSFチックな要素を取り込みながら描いています。
人の見る風景を見てもいいことはないとわかりつつもそれを使わざる得ないところに、胸を痛め、悲しい、哀愁を感じさせます。
続きが気になる作品ですが、続いているのでしょうか？

ツクツク図書館 紺野 キリフキ

 


だるーい感じにストーリーも展開し、何がなんだかわからないうちにストーリーが収束していきます。
で、結局なんなのだろう、始まりも、終わりも、感じさせない、なにも展開しない。
立ち位置はかわらずの状態で放り出される作品。
好きな人には好きなんだろうなぁ。

ヤーンの選択―グイン・サーガ〈125〉

 
お話なのでいいところで黒太子スカールが登場します。
が、やはり冗長な前フリはいらない。

ミロクの巡礼 グイン・サーガ124

 
巡礼です。冗長な、心理描写、冗長な風景描写はいらない・・・と思うんだが。

天使も踏むを恐れるところ

イギリスのお上品で建前を重んじるひどくガチガチな中途半端なセレブ階級の女性と、イタリアの自由奔放で魅力的でダメな男との文化の違いが生む悲劇？なお話。
でも、結局は、イタリアの自由で、でもカッコいいジゴロな男の魅力には勝てないのだという主題なんだろうかと思ってしまう程、ステレオタイプなものの見方をしているような気がする。
イギリスもここまで面子だけで生きているのかなぁ
有名な方の作品ではありますが、いまいちと感じた次第です。