水飛の日記ブログ
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2007/05/17 (Thu)
トマス ケリー Thomas Kelly 中津 悠
早川書房 (1998/05)
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連休中にのんびりとしていた私は、本を2冊読みましたよ。
どっちも両極端だったので、ちょっと変な気分に・・・
先ずはこちらのほう、この作品は、ニューヨークの建設ラッシュを舞台に
アイルランド系の主人公の兄弟の絆を描いています。
幼いときに父親を亡くした兄弟が、別々に育てられ、片方は兄はボクサー崩れの
悪党に、弟は、苦学で大学に進学し、弁護士を目指す。
でも兄弟はお互いに惹かれあって、尊敬しあっている。
よくあるパターンです。
弟が学費稼ぎで勤める建設会社がトンネル工夫の組合つぶしをはかる為にめぐりめぐって
兄が所属する組織に依頼がはいり、ぐちゃぐちゃになっていきます。
典型的なお話ですけど、熱く語られた内容におぉ・・・とどきどきしてしまいました。
副題にペイバックと書かれていましたが、映画のペイバックとは全く関係なさそうです。
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2007/05/06 (Sun)
スタニスワフ レム Stanislaw Lem 沼野 充義
国書刊行会 (2004/09)
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惑星ソラリスって映画が昔あったようで、自分も名前しか聞いたことがなかった。
でもなんとなく有名なような気もしたので、久々にSFらしいSFを読んで見たいなぁなんて気を
起こして読んで見た。
一研究員が、勝手にロケットを宇宙に発射して捨てちゃうとか突っ込みどころは満載なのは
今となってはしょうがないと思うけど、ひたすらソラリスに存在する海と呼ばれる存在の描写
が続く。これがまた至極難解に描かれている。
そして、海が贈ってくれたとも思われる、既になくなった彼女コピー。(他のメンバーには
別の存在が、でもそれは、けして明かされないまま)その存在に、研究員達もおかしく
なってしまってる。コピーも存在意義に悩み苦しむ。
最後まで読んでみて、作者のレムの一言載っているのをよんで初めて、この作品が
理解できた気がする。
自分の想像もできないような高次の存在とのコンタクトを目指す(蟻が人間について
理解もできないし、コンタクトのとりようもないように)ことの滑稽さと実際に起きたときに
どうなるかに関して表現しようとしているのだと。
なので、全く理解できないままでいいのかなぁと。
これに近い怪作としては
これが近いような気も(最後のあたりが)
ちなみに映画は、全然違っているようです。(作者は酷評している模様ですが
まぁ作者の期待する映画は商業的には成功できないかと)

2007/04/13 (Fri)


今頃ですが読見返してみましたよ。
1969年に青春を迎えていた主人公の等身大のストーリーのようですが、
うーん。
エロですな。エロ。こんな設定を官能小説にせずに、踏みとどまっているのが
いいんだろうなと。
そんな村上春樹のワールドを再現してくれるのが
村上春樹風に語るスレジェネレーター
好きな単語をノルウェイの森風に語ってくれます。
2007/04/11 (Wed)
2007/03/25 (Sun)

神のロジック 人間(ひと)のマジック - 西澤保彦
この前に紹介した、ダヴィンチ・コードが、事実を元に、いろんな組み立てをして、謎解きをして見せているのにたいして、こちらの方は、完全に虚構の中に、サスペンスを押し込めた作品となっています。
一つ一つの構図は完璧で、読み返してみて更に、表現の細部の仕掛けがはっきり際立つかなり面白い作品です。
でも、根本の土台が、マジックなので、あくまでもミステリーではなく、ファンタジーだと思う次第です。
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