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風信子(ヒアシンス)の家―神代教授の日常と謎
シリーズ物のスピンアウトな作品の為、独立して読めるといいつつやはり、建築探偵物を読んでいないと思い入れが入りにくいのかも知れません。
というか自分は入り込みきれなかった。
建築探偵シリーズを今から読むのもねぇと思うのも筆禍利のあるところ、
内容はかなり深刻な心の問題とそれを深く傷つけない為に本物の親子関係ではないにしてもとにかく徹底的にかばってやろうとするところがよく描かれているけれど、これまで読んで期待していた部分とは違う傾向の作品の為、残念。

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夕陽の梨―五代英雄伝
中国の歴史にトンと詳しいわけではないので、細かい説明は出来ませんが・・・ 五代十国時代の後梁を興す朱全忠の若い頃を描いたお話です。さくっとした語り口で、幼い、朱温が修羅の道(こういう表現はいいのかわかりませんが)英雄の道を歩み始めるまでを淡々と描いています。
当時のといっていいのかわかりませんが、選択権のない、最下層の身から、周りに助けられ、人が英雄の道を選択するために、どんな辛酸な過去があり、それをばねにしていったのかが乾いた語り口の中で深く心に突き刺さります。

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どーなつ (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
スタルジックなデパートの屋上での不思議な体験から始まり、未来なのか夢なのか、物語が重なり合うような形で、ピントをずらしながらぼやかしながら絡み合わせて夢の中にいるような錯覚を与えます。
最後まで読みきりましたがこの話の内容に、最後まで読んで意味を求めるのはやめました。
全てが夢のような、悪夢のような、とりとめのない作品の集合体になっています。
なので、個々の部分の懐かしさ、ノスタルジックな部分とSFチックな部分とメルヘンな部分の印象をそのまま感受するだけにとどめておきます。

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わくらば追慕抄

前作わくらば日記の続編のようです。
独特の世界観、モノローグ、昭和半ばの人によっては郷愁を感じさせる時代の風景を映し出しています。
今回も個性的な脇役が更に加わり、深みを増してきます。
ただ、主人公の姉の鈴音さんは亡くなるのが必然。
破滅なのか、安寧なのか、わからないですが終焉に向かって静かに、そして周辺の人々の心の傷跡をそれこそ静かに語りだしてくれています。(この作品は最後まで書かれているわけではありませんが,続編が続くのでしょう。)

物悲しさとホッとする優しさが前面にでて、悲しいながらも、暴力的な部分は徹底的に排除されているのも独特な作品だと思う次第です。
 

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あの日にドライブ

順番は前後しますが、昨日読み終わったのでこの作品を先に。
いつの時も、自分もそうですが、「IF ~ THEN ~」ってのは人生に付き物です。
人生を、その瞬間を突っ走っている間は、無我夢中で振り返ることはしないものですが、思うようにいかなくなったり何かに挫折したり、何か追い詰められたりすると、必ず「あの時こうしておけば、こんな事にはならなかった」と後悔し、夢想に逃げ込む物です。
そうならない人は、本当に精神がタフで、目の前から逃げることをしない人だと思います。
この作品の主人公も、銀行を不本意な形で止め、次が上手くいかず、タクシーの運転手をしている。
それも不本意。
そうすると、自分の人生の分岐点を全て辿ってみたくなる。
そんな人生の追体験を述懐していきます。
その結果がどうあれ、心の中で昇華してあげる作業はとても大事。
心の弱い私だからかも知れませんが、あるあると思うような主人公の行動に、人事に思えず、移入していける作品でした。 

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