水飛の日記ブログ
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先日読んだ幻想建築術が面白かったので、ついつい借りてきて読んでみました。
これも基調となる部分は一緒なのですが、より苦しく、つらく、神による救済を考えさせられる作品でした。
青髭のモデルとなるジル・ドレのジャンヌダルクを信仰しながら、自らの快楽の為に、子供を平気で屠る。
しかし、神を捨てきれない。一方その、ジル・ドレを利用して、とことんまで神に反抗する存在にさせようとする、フランソワ。そこまでにいたる前段の話も含めて、神はなぜ、矮小とはいえ悪を犯し続ける、自分を、処罰しないのか、処罰そのものが救済として信じて止まないフランソワ。
遠藤周作の沈黙とは切り口が違うとはいえ、沈黙する神とはなんなのか。
そのことだけをひたすらに求道する作品でした。
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