水飛の日記ブログ
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2009/06/08 (Mon)
2009/06/02 (Tue)

連続して面白い作品にあたりました。
時代は水野忠邦の天保の改革で、風紀を乱すとして取り締まられ、公演する術を失った娘浄瑠璃。その系譜を受け継ぐ娘二人がなぜか不穏な空気を江戸の町に巻き起こす。南方奉行所に勤める主人公が、なぜか、そのとばっちりを受けながら、突き詰めていく。
作品の中には遠山の金さんもでてくるこの作品、なぜ、どうしてをうまく、周りの事件と組み合わせながら、うまく浮き上がらせて最後に持っていくプロットはよかった。
ただ、この作品の紹介にももともと歌われるように哀歌。残酷な最後に少しショック。
飄々とした中に、江戸時代の厳しさなのか、作者の厳しさなのか、後半の落とし、遠山の金さんの名裁きに単なるお涙頂戴にならないところがこの作品のよさなのかなと思います。
2009/06/01 (Mon)
2009/05/20 (Wed)
2009/05/19 (Tue)

隠居して日長一日図書館で朽ち果てていくばかりの主人公が、図書館で知り合った、同じ隠居した見知らぬ男性と、会社ごっこを始めてしまう。
会社ごっこは、金をもうけること、責任がない以外会社そのもの。
朝会社に行って、会議、架空の目標、架空の販売、架空の仕入れ。
それは会社に人生をささげそれ以外を知らない人間には、とてつもなく、魅力的な環境だった。
確かに、自分も会社に年がら年中束縛されているので突然引退したらどうなることやらとも思うので、この発送は魅力的でした。
そしてその会社ごっこが巨大になるにつれ利権の臭いがしてくるのも、セオリーどおり。
まぁさっと読めて、軽くくすっと笑える作品です。
でも、最後に主人公が、心情を思いっきり吐き出すシーンで、誰もそのことを聞きも受け入れもしない部分、ドライな書き方に余計にリアルさを感じさせてくれました。
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